新しい学習法は、最初から長時間続けるより、短く試して相性を見る方が取り入れやすいものです。
「英語の語彙力を測って学習範囲を決める方法」に取り組む時は、最初から速さや正確さを求めすぎないことがコツです。できる範囲を残しながら、少しずつ広げていきましょう。
選択肢から意味を選べる語と、会話で自力で出せる語は同じではありません。認識テストと産出テストを分け、必要な技能に近い結果を見ます。
似た文を二つ並べ、変わった語が意味へどう影響するか声に出して説明します。選択肢を当てるだけでなく、違いの理由まで言えるかを見てください。
教材の例が身近でない時は、人物、場所、時刻のどれかを自分の生活に置き換えます。内容を考える負担が減り、覚えた形を会話へ持ち込みやすくなります。
一般的な高頻度語、学術語、仕事の専門語では測る範囲が違います。受験、読書、会議など目的を先に決め、合わない得点で優劣を判断しません。
英文は一文か一段落に範囲を絞り、最初に主語と動詞に印を付けます。細部を調べる前に骨格が取れているかを見ると、途中で文頭へ戻る回数を減らせます。
答えが合っていても、出てくるまでに長くかかった部分は復習候補です。正誤だけでは見えない迷いを拾うと、次の練習を増やしすぎずに済みます。
| 見るところ | 確かめ方の目安 |
|---|---|
| 読む語彙と話す語彙を分ける | 選択肢から意味を選べる語と、会話で自力で出せる語は同じではありません |
| 例文を作って使い方を確かめる | 意味を知っていても、前置詞や語の組み合わせを誤る場合があります |
| 間違いを三つの理由へ分ける | 未学習、見覚えはある、意味を混同した、のように誤答を分類します |
初日は前半の二つまでで十分です。迷いが少なければ、次の練習を一つ足します。時間を延ばすより、同じ手順で終えられる量を探してみてください。
意味を知っていても、前置詞や語の組み合わせを誤る場合があります。測りたい語で短い文を作り、辞書の用例と照らして使用範囲を確認します。
例文を使う時は、主語、時、場所のうち一つだけを替えます。形を保ったまま内容を変えられれば、その文を丸ごと覚えただけではないと分かります。
数日後に再び取り組む時は、前回の記録を読む前に一度試します。そこで出てきた内容こそ、手掛かりがなくても使えるようになった部分です。
別のテストへ毎回替えると増減を比べにくくなります。同程度の問題数と難易度を選び、制限時間や辞書の有無もそろえます。
教材の例を終えたら、身近な場面に合わせて一部を置き換えます。内容を変えても同じ考え方が使えれば、覚えた手順を自分のものにできています。
集中が切れて同じ箇所を何度も読み直したら、その日はそこで区切って構いません。再開するページや音源番号だけ残し、翌日は短い確認から入りましょう。
先へ進む日は、前の内容を最初から繰り返さず、短い確認だけで始めます。できた部分は残し、余った時間を新しい課題へ回しましょう。
未学習、見覚えはある、意味を混同した、のように誤答を分類します。単語数を増やす前に、曖昧な既習語を例文で補う範囲を決めます。
分からない語をすべて調べず、結論や否定に関わる語から確認します。意味が通る語は印だけ残して先へ進み、読み終えた後に本当に必要だったかを見直しましょう。
ノートへ残すなら、できた・迷った・次に試す、の三つで十分です。長い感想を書くより、次回どこから始めるかが一目で分かる方が、復習へ戻りやすくなります。
一通り終えたら、できなかった数より、前回より迷いが減った場所を一つ探します。次回はその少し前を出発点にできます。
一週間ほど空けた後、同じ流れでもう一度試してみてください。途中で見本を見ずに進めた範囲が、身に付いた部分を知る目安になります。
この記事では、「語彙力は目的に合う方法で測る」、「正解数だけでなく使える深さを確かめる」、「結果を教材選びと復習へ反映する」という三つの角度から進め方を紹介しました。最初から全部をこなさず、今の課題に近いところを一つ選び、数日試してから量や難しさを調整してみてください。学んだ内容を会話へ移したい方は、英会話スクールで講師を相手に試してみる方法もあります。