間違った取り組み方
大人になってから英会話学習を始めたものの、「なかなかうまくならない」「ほとんど話せるようにならない」などと感じてしまう人も多いのではないでしょうか。英会話が上達しないのは英会話学習への取り組み方に間違いがあるためです。このページでは、大人の英会話初心者がしてしまう英会話学習の間違いやその対策を紹介します。
大人になってから英会話学習を始めたものの、「なかなかうまくならない」「ほとんど話せるようにならない」などと感じてしまう人も多いのではないでしょうか。英会話が上達しないのは英会話学習への取り組み方に間違いがあるためです。このページでは、大人の英会話初心者がしてしまう英会話学習の間違いやその対策を紹介します。
大人の英会話初心者がしやすい間違いとして、最もよく見られるのがスクールに通っているだけで満足してしまうことがあげられます。英会話に限らず、語学というのは知識だけを増やしてもなかなか上達しません。クロールの泳ぎ方や息継ぎ方法を知っていても、泳いだことがなければ実際には上手く泳げないのと同様です。
語学学習は、「リスニング」「スピーキング」「リーディング」を実際にこなすことにより上達していきます。英会話においてもスクールなどで知識をインプットするだけでなく、得た知識をアウトプットできるよう、英語を聞いたり話したり読んだりする機会をスクール以外でも設けるようにしましょう。
英会話学習では「覚えられない」「聞き取れない」「すぐに話したい単語が出てこない」など壁にぶつかることもよくあります。こんな時、具体的な目標や目的がなかったり、目標や目的があいまいだったりするとモチベーションが保てず、続けるのが難しくなります。
「なんとなく英語ができたら有利だから」「英語が話せたらかっこいいから」といったあいまいな目標・目的ではなく、「英会話ができることを仕事のこんな部分に活かしたい」「海外に長期滞在するときに困らない程度の英会話力を身につけたい」など具体的な目標や目的を持つようにしましょう。具体的な目標や目的があれば、モチベーションが維持でき、挫折しにくくなります。
具体的な目標や目的がなかったり、目標や目的があいまいだったりするのとは逆に、いきなり高い目標を自分に課してしまい、挫折してしまうケースもよくあります。その代表的な例を2つ紹介します。
英会話スクールではさまざまなシチュエーションごとの会話を学び、実践形式のトレーニングを行いますが、実際には全く同じシチュエーションの会話ができることは稀です。こんな時、うまく対応できず落ち込んでしまうこともありますが、消極的になってしまうのは厳禁です。そもそも、はじめからうまくコミュニケーションをとれるようにするというのは高すぎる目標です。
初心者の間は、自分の持っている知識や語彙の中で、少しでも言いたいことを伝えられるように工夫してコミュニケーションをとってみましょう。聞き取れない時は、ゆっくり再度しゃべってもらうようお願いするのもおすすめです。コミュニケーションを繰り返していくことで対応できるシチュエーションが増え、だんだんと上達していきます。
上手く話せないと恥ずかしいと感じてしまい消極的になってしまうのも日本人によくみられる間違いです。この場合も最初から上手く話すというのは高すぎる目標です。消極的になってしまうと、発音以前に声が小さくて聞き取りづらく、余計に聞き返されるなどして怖気づいてしまいます。はじめは多少文法の正しくない文章や単語の羅列などでもかまわないので、会話の中で自分の言いたいことを伝える熱意をもって、コミュニケーションをとってみましょう。
英会話学習では、反復練習を繰り返し学んだことを定着させることが大切です。そのために予習・復習は必須です。予習・復習を怠ると学んだ知識やリスニングやスピーキングのスキルが定着しないので、いつまでたっても上達しません。
大人の英会話学習では、働きながら学んでいる人も多いでしょう。時間を作るのも大変な場合もあることでしょうが、隙間時間など短時間でも予習・復習にあて、反復練習を繰り返していきましょう。
大人の英会話初心者による英会話学習では、スクールに通っているだけで満足していては上達しません。学んだことをアウトプットするための実践の機会を作り、勉強時間を確保して予習・復習など反復練習をしっかりすることと、明確な目標設定を持つことが上達への近道です。